メディカルダイエット、漢方も内服にはない効果がある、について名古屋の美容皮膚科医が解説します。

 

 

こんにちは、Wスキンクリニック名古屋、美容皮膚科医の加藤晃司です。

 

今回は、メディカル代っとにおける漢方の使い方について解説します。

 

 

今回ご紹介するのは、①防風通聖散、②防己黄耆湯、の２種類です。

 

①は結構有名だと思いますが、②も悪くないです。

 

私はどちらも調子に合わせてうまく使いこなしています。

 

 

ではまずは有名な防風通聖散から解説します。

 

①防風通聖散

 

 

防風通聖散（ぼうふうつうしょうさん）は、漢方薬の一種で、特に肥満治療やそれに関連する症状の緩和に用いられることが多いです。以下にその主な効果と使用される状態を説明します。

 

効果と使用される状態

 

肥満の改善：

防風通聖散は、特に内臓脂肪が多いタイプの肥満に対して効果があるとされています。体脂肪の減少を促進し、体重減少に寄与する可能性があります。

 

代謝促進：

代謝機能を高め、消化を促進する効果があります。これにより、食べ物からのエネルギーの効率的な利用と体脂肪の減少が促される可能性があります。

 

利尿作用とむくみの緩和：

利尿作用により、体内の余分な水分や毒素の排出を促し、むくみを緩和します。

 

便秘の改善：

消化器系の動きを活発にし、便秘の緩和に役立つとされています。

 

内臓脂肪に対して有効性があるので、これはいわゆるダイエット内服にはない効果です。

そして何よりも便秘に効果があるのが最高です。

通常使用する、ダイエット用の内服はどれを使ったも結構便秘になります。

だから防風通聖散は、その副作用を改善させるという意味でも、ウィンウィンです。

 

 

 

②防己黄耆湯

 

防己黄耆湯（ぼういおうぎとう）は、漢方薬の一つで、特に水分代謝の改善や関連する症状の緩和に用いられます。以下にその主な効果と使用される状態を説明します。

 

効果と使用される状態

 

利尿作用：

防己黄耆湯は利尿作用を持ち、体内の余分な水分や浮腫（むくみ）を排出するのに役立ちます。

 

関節の痛みの緩和：

風湿性の関節痛や筋肉痛の緩和に用いられることがあります。特に、寒湿気候によるものや、湿度が高い環境での関節痛に効果的です。

 

体力の強化：

黄耆（オウギ）の成分が体力を増強し、疲労感の軽減に役立つとされています。

 

免疫機能のサポート：

体の抵抗力を高め、感染症などに対する抵抗力を強化する効果があります。

 

防己黄耆湯は水太りしやすい人には最適です。

私は、二日酔いになったり、塩分とりすぎてむくんだり、なんでもないのにむくんでいる、時に使います。

 

なんか年をとってくると、理由なくむくむときがあり、日々いら立っています。

でも漢方を飲みまくって解消しています。

 

体重減少という意味では速攻性ありますし、ダイエットのためには水分たくさんとりたいので、無駄なむくみを取ってくれるのは必要なことです。

 

 

まとめ

今回は、防風通聖散、防己黄耆湯、の２種類の漢方を解説しました。

この２剤は、通常のダイエット内服には効果を持ち、また内服のせいで出現する副作用を改善してくれます。

そして漢方は単純に体調も整えてくれるので、健康にもいいです。

 

私は敢えて粉の漢方を使っていますが、粉が苦手な人のため、基本的には錠剤で用意しています。

 

ぜひダイエットのために漢方もうまく使いこなして、理想の体型を手に入れましょう。

 

 

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