意外としっかり効果あり、ダイエットに用いられる漢方薬の種類と効果について、名古屋の美容皮膚科医が解説

 

 

こんにちは、Ｗスキンクリニック名古屋、院長の加藤晃司です。

 

 

今回は、意外としっかり効果あり、ダイエットに用いられる漢方薬の種類と効果について解説します。

 

マンジャロ、リベルサス、サノレックス、スーグラ、ゼチーア、ゼニカル、メトホルミン、などなど、今はダイエット内服がたくさん使えます。

 

ですが、漢方もこれらの内服とは異なる効果を発揮するので、使い勝手はいいです。

 

私も、当院で扱っている以下の３つの漢方を状態に合わせて使いこなしています。

 

防風通聖散、大柴胡湯、防已黄耆湯、この３剤がダイエット漢方となります。

 

 

①ダイエットに用いられる漢方薬の種類と効果

 

ダイエットに役立つ漢方薬には、防風通聖散、大柴胡湯、防已黄耆湯があります。これらの漢方薬は、それぞれ異なる効果や特性を持ち、個々の体質や症状に応じて選ばれます。以下、主にダイエットに使用される３種類の漢方薬の詳細と、それぞれの具体的な効能を説明します。

 

（１）防風通聖散:

適用例: 肥満、むくみ、高血圧

 

主成分と効果:

麻黄、荊芥、生姜: 発汗作用

川芎、当帰: 血行促進

芒硝、山梔子: 利尿作用

大黄、滑石: 下剤作用、体内の水分調節

他の成分（キキョウ、シャクヤク、レンギョウ等）: 抗炎症、解熱、鎮痛など

 

研究結果: 服用者の中で食欲低下が見られたグループは体重減少が著しい一方で、副作用として腹痛や下痢があるため、体質を考慮して使用する必要があります。

 

 

（２）大柴胡湯:

適用例: 便秘、ストレス、体力のある人向け

 

主成分と効果:

柴胡、半夏: 気の滞り解消、エネルギー代謝促進

黄芩、芍薬: 抗炎症、新陳代謝の改善

大棗: ストレス緩和

 

研究結果: 小規模ながらもダイエット効果が確認されており、体重と体脂肪の減少が報告されています。

 

 

（３）防已黄耆湯:

適用例: むくみやすく体力のない方

 

主成分と効果:

防已、黄耆: 水分代謝の促進、滋養強壮

蒼朮、大棗: 水分代謝の改善、ストレスによる過食防止

生姜: 基礎代謝の向上

 

研究結果: BMI値の減少や体重の軽減が確認されていますが、副作用の可能性もあるため、医師の診断を受けることが推奨されます。

 

総括

これらの漢方薬は、ダイエット効果が期待できるものの、個人の体質や症状に応じた適切な選択が必要です。

 

 

まとめ

 

今回は、意外としっかり効果あり、ダイエットに用いられる漢方薬の種類と効果について解説しました。

 

漢方は複合的な効果をもっていますし、通常のダイエット内服は便秘になりがちですが、それも解消してくれます。

 

それぞれのいいところを活かして、うまく使いこなしていけば、ダイエットの強い味方となってくれます。

 

 

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Ｗスキンクリニック名古屋

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