GLP-1注射剤、ビクトーザの有効性について、名古屋の美容皮膚科医が解説します。

 

 

こんにちは、Ｗスキンクリニック名古屋、美容皮膚科医の加藤晃司です。

 

今回は、ＧＬＰ－１注射剤、ビクトーザの有効性について解説します。

 

 

まずはビクトーザの薬理作用についてです。

 

①薬理作用

 

ビクトーザ（リラグルチド）は、人間のグルカゴン様ペプチド-1（GLP-1）に類似した薬剤で、血糖値の調節に関与します。ビクトーザはGLP-1受容体を活性化し、血糖値が高い時にインスリンの分泌を促進し、同時にグルカゴンの分泌を減少させます。この作用は血糖値に依存し、血糖値が正常に近づくとインスリンの分泌が減少します。また、胃の排出を遅らせることにより血糖降下効果を発揮します。

 

１．インスリン分泌の促進: 血糖値が高い時にインスリンの分泌を促進します。

２．グルカゴン分泌の抑制: 血糖値に依存してグルカゴンの分泌を減少させます。

３． 胃の排出の遅延: 胃の内容物の排出を遅らせ、食後の血糖値上昇を抑制します。

 

 

②用法用法について

通常、成人には、リラグルチドとして、0.9mgを維持用量とし、1日1回朝又は夕に皮下注射する。

ただし、1日1回0.3mgから開始し、1週間以上の間隔で0.3mgずつ増量する。

なお、患者の状態に応じて適宜増減し、1日0.9mgで効果不十分な場合には、1週間以上の間隔で0.3mgずつ最高1.8mgまで増量できる。

 

本剤は、1日1回朝又は夕に投与するが、投与は可能な限り同じ時刻に行うこと。

 

 

といった感じです。

 

 

GLP-1はリベルサスという内服のタイプがでているので、内服でも可能です。

 

ですが、内服は使い始めに少しムカつきがでることがあるのと、内服はファストパスといって吸収される時に成分の１００％は吸収できません。

しかし注射剤だと、ほぼ１００％体内に取り込むことができます。

血中濃度の立ち上がりもいいですし、血中濃度も安定性があります。

同じ量を使ったとしても、注射剤の方が副作用、効果の面で有利であると考えます。

 

もちろん注射する手間はあるので、飲むだけの内服と比較して、より自分にあっている方を選択してください。

 

 

まとめ

今回はGLP-1注射剤、ビクトーザについて解説しました。

私も気合いれてダイエットする時はビクトーザを今でも使います。やはり効果が高いですし、副作用ないからです。

注射も針はめちゃ細いのでまったく痛くありません。

 

 

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