NEWSお知らせ

2024.04.20|ブログ

肝斑ができる原因、肝斑治療に有効な内服、美容施術について、名古屋の美容皮膚科医が解説

肝斑ができる原因、肝斑治療に有効な内服、美容施術について、名古屋の美容皮膚科医が解説

 

 

こんにちは、Wスキンクリニック名古屋、美容皮膚科医の加藤晃司です。

 

今回は、肝斑ができる原因、肝斑治療に有効な内服、美容施術について解説します。

 

肝斑治療はご相談が多いですが、レーザーで一発でとれるようなものではないので、複合的なアプローチでじわじわとやっつけていきます。

 

 

①肝斑ができる原因

 

肝斑(メラズマ)は、顔に不均一な茶色や灰色の斑が現れる状態で、特に女性に多く見られます。その原因は多岐にわたりますが、主に以下の要因が関連しているとされています。

 

  1. ホルモン変動

女性ホルモン:エストロゲンとプロゲステロンのレベルの変動が肝斑の発生に深く関与していると考えられています。これは、妊娠中や経口避妊薬の使用、ホルモン補充療法などでホルモンバランスが変化する時によく見られます。

妊娠:「妊娠マスク」とも呼ばれる肝斑は、特に妊娠中の女性によく見られます。妊娠が進むにつれて、ホルモンの変化がメラニン細胞を刺激してメラニンの過剰生成を引き起こすことがあります。

 

  1. 日光への露出

紫外線(UV):紫外線はメラニン生成を促進する主要な外的要因です。肌が紫外線にさらされると、自然な防御反応としてメラニンが生成されますが、これが過剰になると肝斑の形成につながります。

 

  1. 遺伝的要因

家族歴:肝斑は家族内で見られることがあり、遺伝的な素因が関与している可能性があります。

 

  1. 皮膚の炎症

炎症後の色素沈着:皮膚の炎症や損傷が治癒過程で色素沈着を引き起こすことがあります。例えば、ニキビや皮膚疾患、外傷後に色素沈着が残ることがあります。

 

  1. 化粧品やスキンケア製品

刺激性の化粧品:特定の化粧品やスキンケア製品が皮膚を刺激し、それによって肝斑が引き起こされる場合があります。

 

 

②肝斑治療にビタミンC、トラネキサム酸の内服は効果があるか?

 

肝斑(メラズマ)の治療において、ビタミンCとトラネキサム酸の内服は有効な選択肢とされています。これらの成分は、肝斑の原因となる色素沈着に対処するための補助的な方法として利用され、特に日常のスキンケアと組み合わせて使用されることが多いです。

 

(1)ビタミンC

ビタミンCは、強力な抗酸化剤であり、メラニン生成を抑制する働きがあります。ビタミンCは肌の輝きを向上させ、色素沈着を減少させることが知られています。以下の効果が期待できます:

 

メラニンの生成抑制:ビタミンCはチロシナーゼという酵素の活動を抑制することで、メラニンの生成を抑えます。

抗酸化作用:自由基を中和し、UV光によるダメージから肌を保護することで、新たな色素沈着の形成を防ぎます。

 

(2)トラネキサム酸

トラネキサム酸はもともとは止血剤として使用されていましたが、メラニン合成の調節にも影響を与えることがわかっています。トラネキサム酸の内服は、以下のような効果が期待されます:

 

色素沈着の減少:トラネキサム酸は肌の炎症反応を抑制し、炎症後の色素沈着を防ぐ効果があります。

メラニン生成の抑制:特定の炎症誘発因子の活動を抑制することで、メラニン細胞の過剰な活性化を阻害し、色素沈着を減少させます。

 

 

③肝斑治療に有効な美容施術は何か?

 

  1. トップカルクリーム

ハイドロキノン: メラニン生成を抑制することで知られる薬用成分。ただし、皮膚の刺激や過敏症が起こる可能性があるため、医師の監督のもとで使用することが推奨されます。

トレチノイン: 細胞のターンオーバーを促進し、古いメラニンを含む皮膚細胞の剥離を助けます。これも医師の指導が必要です。

コジック酸、アスコルビン酸(ビタミンC): これらもメラニンの生成を抑制する効果があります。

 

  1. ピーリング

軽度から中度のピーリング: グリコール酸やサリチル酸などの薬剤を用いて表皮の上層を剥離し、色素沈着の改善を図ります。定期的なセッションが有効な場合があります。

 

  1. レーザー治療

フラクショナルレーザー: 美容クリニックで人気のある治療法で、特に色素の深い層にまで到達し、肌の再生を促します。

Qスイッチレーザー: メラニンに特異的に作用し、色素沈着を分解することが目的です。これも専門の施設で行う必要があります。

 

  1. ダーマペン

肌の再生を促す: 細かい針で肌を微細に傷つけることでコラーゲンの生成を促し、表皮の再生を助けます。これにより、肌の色調が均一になる効果が期待できます。

 

  1. 光線治療(当院ではM22)

インテンスパルスライト(IPL): IPLは光のエネルギーを利用して特定の色素に作用し、色素細胞を破壊して肝斑の見た目を改善します。

 

 

<総合的なアプローチ>

肝斑の治療には、単一の治療法だけでなく、ライフスタイルの変更(特に日焼け止めの徹底的な使用)、食生活の改善、ストレス管理など、総合的なアプローチが推奨されます。

 

 

まとめ

今回は、肝斑ができる原因、肝斑治療に有効な内服、美容施術について解説しました。

 

肝斑は内服、美容施術、デイリーケア、それぞれ複合的なアプローチで徐々に改善させていきます。

 

皆さん治療継続している方は、しっかりよくなっていっています。

 

お悩みの方はぜひご相談ください。

 

 

 

ドクターズコスメ、サプリ、トラネキサム酸などはオンライン診察後の郵送も行っていますので、ぜひご利用ください。

https://www.w-clinic-nagoya.com/online

 

 

Wスキンクリニック名古屋

理事長 加藤晃司

 

 

当院では無料でスタッフカウンセリングを行なっております。

お気軽にご予約くださいませ

 

 

Wスキンクリニック名古屋 (美容皮膚科)

https://www.w-clinic-nagoya.com/

 

〒461-0005 愛知県名古屋市東区東桜 2-4-1 第3コジマビル6F

TEL 052-7377-7117(10:00~19:00)

LINE ID @w.nagoya

高岳駅より徒歩4分 / 新栄町駅より徒歩5分

 

お車でお越しの方

名鉄協商パーキングチケットをお渡しいたしますので、クリニック近くのパーキングをご利用ください